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「虐待ではない」両親が児童相談所を提訴

http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post2508/

 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5095097.html
 ▲東京放送(TBS):「虐待ではない」両親が児童相談所を提訴

 東京都内の児童相談所に対し、「虐待ではないのに子供(男の子)を保護されたため、子供と家族が長期間離ればなれになった」「誘拐みたいにされた」というご家族が損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。

 審理の中で家庭裁判所は児相側のずさんとも言える調査内容を指摘し、その一例として、虐待によるとされたやけどを鑑定した医師にそもそも児相が不鮮明な写真のコピーしか渡していなかったことが判明しています。

 また、保育園への聞き取りもなく、当日やけどに驚いたご両親が子供を病院につれていったことも見落とされていました。すでに家裁は男の子を家に戻すよう決定を出しましたが、それは保護から十か月も過ぎてのことだったのです。

 このような問題は、私がかつて南出喜久治弁護士より強い要請を受けて静岡県内の児相による一方的な「家族の引き剥がし」を講演会(静岡市で開催)で取り上げました。しかし、行政は児相の介入拡大を図るばかりで、別に生じている問題が報じられることもありません(むしろ児相の過介入をよしとする報道ばかり)でしたが、ようやく東京放送が七月三十一日、報道番組で取り上げたようです。

 教育を目的としない有形力の行使は子供どうしの虐めと同様に犯罪を構成しているのであり、決して許されません。警察が処理すべき案件に児相が過介入し、すなわち児相の本来役割を飛び越え、その結果しつけをも虐待と判断する一方で犯罪とも何ともしないまま(訴えるのが難しい状況に追い込んで)家族をただ崩壊させています。

 この指摘に対し、「全国の児相においてそのような実態はない」「おまえらは出鱈目を言っている」などと市職員側に強弁されましたが、今回報じられたように実際にあることなのです。改めて申しますが、是非とも知っておいてください。

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