ブログ

児童精神科医と児童相談所の華麗なるタッグ♡

児童精神科医と児童相談所の華麗なるタッグ♡

この話は元々親が多剤療法をされ、私のクリニックを訪れたことにはじまる。親は10種類以上の多剤療法を受け頻死に近いレベルであった。一日20時間寝るような、何一つ正確な判断などできないような、そんなレベルである。その処方箋はこちら。

デプロメール(25)2T2× タスモリン(1)2T2× デパケン(200)3T3× セニラン(5)3T3× ウィンタミン(50)1T1× ロンフルマン(0.25)2T1× ビビットエース(2)2T1× リスパダール(3)1T1× アップノールB(2.5)3T1× ウブレチド(5)2T2× マグラックス(330)9T3× ガスコン(40)6T3× ツムラ大建中湯6P3×

そしてこの夫婦の子供は虐待を受けていると判断され、児童相談所に拉致された。一時的には不登校などの時期があったようだ。親が多剤療法を受けても精神科を信じ込んでいたので、家庭は成立せず母親は子供の世話をほとんどできなかった。子供はてんかん発作はないのに脳波検査でてんかん波があるという理由によって、抗てんかん薬の処方がなされていた。

児童相談所が介入した理由は、もちろん「親の虐待」である。しかしことはそう単純ではない。何と児童相談所はこの流れから想像できる「母親の虐待」でさえなく、「父親の虐待」であると決めつけて子供を無理やり拉致ることにした。養育環境が悪く、子供に詰問するからというのである。情緒障害児と診断をつけ施設に閉じ込めて親と一切の面会を許さないようにしたのである。もちろん父親と子供の間に一般的レベルでいう虐待など存在しなかった。普通の会社員で真面目という言葉が当てはまる人物である。

児童相談所は一切親に会わせぬばかりか、その法的根拠、理由についてさえも一切明かすことはなかった(そもそも存在しないらしい)。また本来児童相談所は家庭に訪問して、状況を確認しながら隔離やその後の展望を決めるものだが、隔離以前から一切家庭には訪問してさえいない。ただの一回たりとである。そして一回たりと訪問していないにもかかわらず、児童相談所と児童相談所つきの精神科医は、父親をどうしようもない虐待者であるかのように断定した。

とはいえ親と子供が面会できる日が来た。親は様子からなにから子供にいろいろと質問をする。通常この時にケースワーカーが横につき添いし、虐待やそれに近い行為があった時に子供と親を遠ざける役割をする。面談時には一切指導されず淡々と話はすすんだ。後日報告書にはその時の様子がこう書かれている。「親は矢継ぎ早に質問し、子供に答える暇を与えなかった。いわゆる虐待としての詰問(これもまた詰問!)と判断し、それ以後の面会を一切不許可とした。」

それまでも母親の多剤について根底的理解ができていなかったため、我慢していた家族だが、さすがにおかしいと思い裁判によって不服申し立てを行うこととなった。まず第一の目的は子供を家に戻すことではない。面会ができるようになることである。しかしここで児童精神科医がまた悪虐の限りを尽くす。医師の裁量、児童相談所の裁量と、徹底したウソ偽りの医師意見書によって、面会さえやはり不可能であるという結論を下すのである。

なぜ児童相談所はこんなことをするのか。ごく簡単に言えば補助金キープである。施設を埋めておかないとお金をもらえない。そのために精神科医と結託してどこまでもウソをつく。そして弱いものから順に埋めていく。本当に虐待をしている親、主張の激しい親には彼らは強く出れないのである。今を維持できればいい人間たちにとって、無理やりトラブルを抱え込むより、弱いと見切った人間を連れ込んだ方が、簡単に目的を達成できる。

これが日本の精神医学、日本の児童養護、日本の親子教育の真実である。なぜニュースのような虐待死を防げないのか、逆になぜこのようなケースが起こるのか、そのすべてがここにある。何か感じた人はシェアしてもらうと助かる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

児童相談所の怖い話①

児童相談所の怖い話

ページ上部へ戻る