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最後に

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内海 それでは最後に、なんで日本はこうなってしまったのかという話をしてまとめたいと思います。
南出 要は憲法の問題でしょう。憲法の問題に尽きるんですよ。占領下で植え込まれた占領憲法がすべての原因だと思っています。

 日本の骨組みを作ったのは憲法なんだから、日本人の精神構造を変えていったのもまさに憲法でしょ。それは語らなくても自ずとわかるかなと。
松島 この問題の根底には教育の荒廃があると思いますし、その教育の荒廃ってなんだっていって、やっぱり戦後の日本が歩んで来た道になってしまいます。
 子どもをちゃんと育てないから、大人がしっかりしない。正しいことも悪いことも判断できない大人が一杯できあがった。そのできあがった中途半端な大人が子どもをまた中途半端に育てるから、どんどん悪くなっていく。
 子どもをまともに教育できなくなった大人というか体制というか、そのシステムがどんどん判断できない大人を作り出してしまってる。判断できない大人もどんどん子どもは作るし、その子どもをきっちりしたビジョンもないまま育てていってしまう。
 またその社会的な中でも学校教育方法だって、昔から体罰なんて禁止なんて条項があったのにもかかわらず、ちょうど私たちが高校に入るくらいの頃から体罰も完全に学校の現場からなくなりました。それまでは普通に私なんかも体罰は受けてましたし、隣近所のオジサンが悪いことしてればゴツンってげんこつの一発も喰らうようなことって普通にあったのが、今やもうそういったことが一切なくなった。子どもに対してこういうことはいいんだよ悪いんだよっていう、継続性のある教えがなくなった。マンションとかも増えて隣の人がなにやってるともわからないような中で子どもが育っている。家族という枠を解体させられている中で、この原因になってたのはなんだっていったら、戦争に負けたことだと思うし、日本古来からずっと培ってきた憲法がなくなってしまったということ。その中で教育勅語だとか、いろんなものもなくなってしまった。今や道徳の時間すらないんじゃないですか、学校の教育の中で。こういったものがやっぱり悪い大人を作ってる。

 正しいことも判断できないような人たちが権力の中で、好き勝手なことをやってしまうから、穴だらけなんて当たり前なんですよ。そういう構図の中で児童相談所の問題というのは、けして児童相談所だけの問題ではありません。やはりどこかから切り崩していかなきゃいけないし、このまんまやっていったら本当に家族という単位が、児童相談所によってなくなってしまう可能性が出て来る。明日はわが身じゃないですけど、知らないってすごく恐いことなんです。
 今、児童相談所こんなことやってんだぞってわかるだけでも、もっと国民の目が児童相談所に向けられるし、それが抑制にもなる。裁判所だってどんな判決出してんだよっていう目が向けられればあんまりおかしな判決は出せなくなる。
 いきなり法の改正って難しいかもしれないけど、少しでも児童相談所がいい方向へ、いわゆる本当の意味での児童福祉に旗を振ってくれたら、変わってくるんじゃないかなと思います。それは期待しているし、そのために私は戦っているつもりなので、これからも頑張っていきたいと思います。

南出 松島さんの話に同感です。ただ僕の立場から言うと、なんで僕が特に松島さんの事件を中心に児童相談所の問題に取り組んだかというと、これが教育の問題であり、突き詰めれば憲法の問題だということがわかっているからです。
 つまり私は軍事占領下の非独立間にできた憲法を容認するということは暴力を容認することなので、これは憲法学上のなんにしてもすべて無効で、帝国憲法は公選挙の問題もそうなんだけど、帝国憲法がなければ日本はこうは独立していない。
 この児相の問題というのは、すべて憲法問題に直結するんです。この問題は要するに子どもの教育と直結していて、児童相談所の権限強化というのが特定思想に基づく方向でどんどんと推し進められている。子どもの家庭をズタズタにして、個人主義と合理主義を徹底していくという。その合理主義、個人主義を徹底した形態がこの日本国憲法と称する、無効な憲法がさも憲法であるかの如くまかり通って刷り込まれている。それ自体が洗脳なんだよね。
 この洗脳というのは、昭和22年の12月1日に設立された憲法普及会なる洗脳集団が、官民あげてGHQの下にこの憲法は正しい憲法であって、明るい生活ができると謳い、それを2000万部も刷って各戸配布してるわけ。当時では8000万人しか日本の人口がないときに、2000万部のパンフレットを刷って、それを各戸配布している。
 政府の予算を作って国家予算を付けて、パンフレットも作るし、いろんな文献から映画から公務員の強制的な研修制度で刷り込んで、音楽から憲法音頭とかまで作って、映画、演劇、研修会、それから懸賞論文、つまりこの憲法は素晴しいということを書けば書くほど懸賞金が当たるというような、洗脳誘導をして現在に至っている。根拠に基づかない、ただ単に洗脳したほうが勝ちだという、暴力至上主義というか力でなんでもものを言わして屈服させて行くという、こういう世の中自体の社会構造が問題です。

 少子化が問題ではなくて、薬漬けになる、あるいは教育が荒廃していくことによって、子ども自身の本能が強化されずに劣化していくことが一番大きな問題。人間が劣化していくということになれば、人類が滅亡する、民族が滅亡するという方向になるじゃないですか。

内海 僕は法律とかもそんなに詳しくないですし、児童相談所問題も教えてもらってるような立場ですから、自分の立場に則って話していくしかありませんが、医学被害、薬害、精神医学被害、そういうのを中心に扱っていて、精神学、心理学、もっと言うと優生学というようなものを敵対視して、それが世の中を壊してるという前提でお話ししていますので、僕はその憲法論の話もわかります。僕は精神医学、心理学、優生学の跳梁跋扈こそが、現代の風潮と社会洗脳と日本の凋落を生み出している一番の原因じゃないかなと考えて日々活動しています。
 精神学とか優生学というのは200年くらい前から発祥したんですけど、そもそもの目的が人を癒したりとか精神を良くしたりとかってことではなく、迫害、暴力、詐欺、騙して、殺して、監禁する……そういうことが基本思想の中でずっとやり続けている学問なわけです。それがもうあらゆる場所にはびこっているわけです。
 たとえば児童相談所に関しても、児童精神科医が当然入り込んでいるわけだし、たとえば教育に関して言えば日教組の問題でも、日教組と精神医学というのは非常に密接に結び付いている。スクールカウンセラーとかそういうのも結び付いて、ちょっとでも変な子どもはすぐそっち(精神医学)に持って行くということを実践したり、家族の観念とかそういうのも、日本の古き良き概念とか、家族観とか宗教観にしてもそうですけど、すべて破壊してきて現代で主流となっているものを植え付けてきた。

 そうやって普通とか常識とかをどんどん塗り変えて、そういうものに浸っていないものを異常というふうに判断させるように動いて来たのが、心理学や精神医学であるということです。しかもそれが非常に大きな利権を持って製薬会社たちとも結び付いている。それが僕は日本を貶めてる一つの原因であるかなというふうに思っていて、児童相談所問題に関してもそうした背景の問題と結び付けて考えなければいけないと思います。もちろんこれは理系的というか、医学的な人間からの観点なので、そうとは違う法律的な観点であったり、教育者そのものの観点だったりはあると思います。
 医学全体が今、最も金が動いている分野ですし、なかなかこの問題は見えにくいところもあって、僕は精神医学はもう全部ぶっ潰すべきだと思っています。
 精神医学だけではなく、医学全体も縮小すべきだと思っていて、今販売されてる薬とか本来の医学的意味をもって販売されてる物はほぼないに等しいです。ワクチンひとつとっても、人類を減らす、不妊にさせるためみたいな他の思惑を持って開発されているとか、違うウイルスが混入されているとか、そんなことが当たり前のように行なわれているわけですから、本来の目的を喪失して道理からまったく沿わないようにすべての物事が進んでいる。本来あるべき科学をねじ曲げて違う方向にもっていってる。悪魔的な思想といってもいいのかもしれませんが、特に科学に見せかけた医学、精神医学とか心理学とか、そういうものに入り込んでる。そしてこれらが大きく日本を弱くしてしまったと思うのです。

 昔の日本もいいとこばっかじゃなくて悪いところもあったかもしれませんが、ある意味日本とか日本人の良い所をちゃんと取り戻していくことが大事なことなんじゃないかなと改めて思います。
南出 今、おっしゃっていること、全部同意しますよ。
 最大の理由は家庭を「核家族」にしていく。今まで家族、地域として結び合ってたものをズタズタにして、コミュニティを崩壊させ、隣の人もわからないような形で個人をバラバラにしていく。もう国家観とか思想だけじゃなくて経済もそうです。
 経済学自体がなんでもかんでも消費することが美徳である。贅沢すること、奢侈で大量生産、大量消費するのが美徳だ。われわれの美徳とまったく相反するようなことを平然と言って、それが経済的な人間の合理的な立場であるというような大前提で進んでいる。

 車を毎年モデルチェンジする必要があるのかどうか。明らかに資源の無駄遣いですが、それをどんどん続ける。なんでもかんでも大量に作ればいい、モデルチェンジすればいいという風潮が、今のモータリゼーションをここまで推し進めたわけですが、そういう生活にどっぷり浸かってくと家族は崩壊していきますよ。
 日本は世界の雛形みたいな状態で、いわば草刈り場になっている。今の医療でもワクチンの被験者いうのは、実験やるのも高いギャラ払って、わざわざ日本人のギャランティは高くて、日本に輸出する医薬品とかワクチンというのは、これもうドル箱で。

内海 在庫処分場ですから。
南出 大陸の廃棄処分場所なわけです。その医薬品の害になるものを日本人が全部、引き受けている。今までの薬害事件にしても、みなそれが根底にある。
 心理学も科学だし、精神医学も科学だと思っている。正体は洗脳学なんですが、心理学とか精神医学といったら、すっと通ってしまう。言葉だけでダマされてしまっている。そういうところも解いていかないと、この国の未来はない。医学だけの世界じゃなくて、ありとあらゆる生活、経済から政治から法律から、みんなのジャンルにそういうようなものが浸透していることは間違いない。
松島 そうだと思いますね。私らみたいなのはそういう専門的な分野云々よりも、裁判所とか三権分立って本当だったら分かれてなきゃいけないものが、なんか今はごっちゃになっちゃってるし、その同じ司法だったら司法の世界、立法だったら立法の世界の人たちが、全然自分たちのやってる仕事に誇りを持ってないから、俺がというのがないですよ。だから、同じ立法というか法律を改正するって言ってるところに司法からの人間を呼び、その委員会に委員として呼んじゃって、バンバン意見を言わせちゃったりとか、凄く自分の領域を荒らされてる、本来だったら荒らされてるって怒らなきゃいけないものが、そうじゃないですよ。バンバン来てくださいみたいな。そこもやっぱり責任の分散というか、こういったことが一つずつ分かれるところは分かれて、自分たちの領分、領域はしっかりと守るという、そういう作用が生まれて来てくれるキッカケがあれば正常化する部分もあるでしょうし、正常化する部分が一つでも出て来ると、やっぱり異常なものというのは、正常化した人たちから作用して潰してっていく作用が出て来ますよね。それを凄く期待はしてるし、けして負ける裁判をやってるつもりはないんで、必ずどこかで突破口か、勝てないにしてもどこかからか、勝てる材料の一端でも引っ張り当てれば、そこからなにかが見えてくるんじゃないかなと思いますけど。

内海 裁判は本当に勝ってほしいところです。
南出 普通で言えば絶対勝つ。勝つ裁判が負けるということは政治的な影響の問題。それと行政の圧力。そういうようなものがあるということを覚悟してやっています。
 たとえば静岡地裁の証拠保全の裁判官もしかり、何の縁(えん)も縁(ゆかり)もない人だったんだけど、本当に正確な判断をしてくれた。本当に良心に従ってその判断をしてくれた。なんの干渉も受けずそれが本来の裁判官の姿だと思います。認めてくれたからじゃなくて、そういう姿勢が大事だということです。
 医学の世界にも内海先生みたいな人だっているわけで、そういう志と勇気を持ってる人が一人でも増えて、いずれ大きな地殻変動になって、世の中が変わるというようないわば希望と信念を持たない限り、やっていけません。
 われわれはそれこそ絶対に諦めないという思いでやっていこうとしています。自分の子どもを言わば人質に取られて、本当に子どもを返してほしかったらゴメンナサイって手もみして、児相の所長に頭を下げて返してもらえばいいのを、自分のことでありながら公のこととしてやる。ただ単に計算づくで考えるんだったら、こんな損なことはありませんから。

内海 それはよくわかります。精神医学否定も同じです。
南出 それこそ経済原則であれば、こんなアホなことをなんでするのと言われてしまう。児相のほうは経済原理で儲かるからやっている。こっちは儲かるからやっているんじゃないから、そこに大きな違いがある。これは間違いないです。
内海 周りが全部非難ごうごうの中で味方も半分くらいはいるんですけど、金にはならないですね、本当に。
南出 それはならない。松島さんももらっていない。そんなことを暴露しても仕方ないけど、これ一件いくらで費用対効果を考えたら、こんな事件はやりません。それは憲法の問題と直結するからやろうとしているんです。
内海 頑張りましょう。今日はどうもありがとうございました。
南出・松島 ありがとうございました。

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