内海 それでは最後に、なんで日本はこうなってしまったのかという話をしてまとめたいと思います。南出 要は憲法の問題でしょう。憲法の問題に尽きるんですよ。占領下で植え込まれた占領憲法がすべての原因だと思っています。
★地方議員から発信を南出 だから突破口があるとすれば、地方議員とかが一般質問なりで議会でこの問題を提起することでしょう。それをやったら自治体の会議録として公式に残るし、公開されるし、映像に残る。あるいは調査照会する。すると地方行政としても対応せざるをえなくなる。
★裁判所をもバカにする児童相談所南出 児相関係でこの松島さん以外で証拠保全が取れたっていうものはまったくない。逆に児相長会議の中でお触れが出ています。「証拠保全はあくまでも任意の提出なんだから、一切提出するな」と、松島さんのこの事件があって即そのお触れが出たんです。
★間違いだらけの書類松島 司法というのは、そもそも刑事訴訟法で定められたものすごい手続きがあって、犯人だって被疑者だって人権を重んじられているわけです。だから逮捕状に書かれている生年月日の日付が一日間違ってただけでも令状としては無効になってしまうくらい厳格に規定されています。
★必ず被害者が不利になる裁判松島 児童相談所は行政機関で、その行政機関がやることに令状主義を入れてない分、本来なら家庭裁判所が監督しなきゃいけない立場なのに、まったく監督していないんです。証拠も調べない。
★巧南出 私は今この問題で、一番大きな問題は虐待という言葉が一人歩きしていることだと思います。「許された有形力の行使」と「許されない有形力の行使」があって、「許された有形力の行使」のことを「体罰」と言うんですよ。これは進歩を目的とする有形力の行使です。
★連鎖する無責任体制松島 病院というのは、医療過誤だとか自分にとって都合が悪いことが起きていると、それを隠蔽することを目的に、子ども絡みなら児相に入れちゃえばうやむやにできてしまうんで、それで通報をされたという例が多いですよ。
★精神医学の目的内海 あの先程、レーニンの懐刀・コロンタイの話が出ましたが、これ精神医学の話と思い切りつながってきます。 精神医学の話になりますが、1940年代にアメリカで今のWHOの中にも入り込んでる世界精神保健連盟というのが誕生します。
★児童相談所にこそ、児虐法を!松島 こういうことを施設がこっそりやっている。当然、こちらからは開示させようとして、児童相談所に対して、ウチの子どもに使った、処方された薬を全部明示しなさいって言っても、いっさい出てこなかったんですよ。
★児相の言いなりになるマスコミ松島 こういう状況にもかかわらず、今の権利ではできないことがあるから、さらに強い権限をくれと主張しています。児相はつねに「児相の権限が弱いから、子どもが救えなかった」といったキャンペーンをメディアを通じて行なっています。
Copyright © 児童相談所問題 All rights reserved.